こどもの声を聴く
昨日、中村みどりさんの講演会に行ってきました。
アドボカシーとは、当事者の声を聴き権利を守るという意味があるけれど、小さな決め事から大きな決め事・法律まで、こどもの意見や声がその場にはなく大人たちで決めることがどのコミュニティでもよくあります。
家庭、学校、地域、自治体、国、それぞれの立ち位置で出来ることは異なるかもしれませんが、まずは関心を持って知る、そして大人がそれぞれのコミュニティで何ができるのかを考えて行動することが大切だと感じます。
子どもと直接関わることをNPOのファミリーホームやその他仕事でやってきましたが、大人とこどもとの温度差があるのは否めません。
ファミリーホームとは、社会的養護が必要なこどもたちが養育者(里親さん)の家庭で5〜6人のこどもを預かり、こども同士の交流をいかしながら基本的な生活習慣や人間関係、将来自立した生活を目指し必要な経験が出来るよう『家庭的な環境』で養育するというものです。
講師の中村みどりさんのご自身の経験と現在の活動の中からお話しいただいた昨日の講座では、社会的養護の必要性はもちろんですが、そのこどもたちの声を聴く大切さ、そして地域の大人として出来ることをやっていく必要があると感じました。
それぞれコミュニティの大きさは違いますが、まずは自分にできることをしていくことが大切です。
八尾市には児童養護施設・ファミリーホームがありません。
私が藤井寺のファミリーホームにいた頃から数年経ちますがまだありません。
子どもたちはごく普通の生活を里親さんの元でしています。
地域の学校に行って、友達と遊んだり地域の行事に参加したり。
きっと悩むことも思うこともいろいろあると思いますが、地域の中で育っています。
地域によって自治体の事情もあるようですが、これから考えていかなければいけないことだと思います。
というか、私もあらためて考えています。
里親研修やファミリーホーム全国研究大会でお世話になったみどりさんに久しぶりにお会いすることができて嬉しく思いました。
企画して下さった方々、関係者みなさま、ありがとうございました。
※サロンでも地域の方々と交流出来ることが出来ればと考えています。また、地域のみなさまのご意見やご指導いただければと思っています。
よろしくお願い致します。
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