心おだやかに
人は一日中、考えたり思ったりしています。
一日中と聞いて驚かれますか。
『今日はどんな風に過ごそうか、あっ、そうそう、アレなかったな、買いに行かなくちゃ。あぁ、出かけたいと一瞬考えたけど、お洗濯しなくちゃ明日から雨だっていうしなぁ…。梅雨だもんなぁ、ジメジメしていやだなぁ…』
頭の中では、スケジュールを組んでいるようですが、考えています。
梅雨も、嫌だとまで思っています。
このようなことを一日中考えています。
そして時には、昔言われたことを思い出し腹が立ったり、嫌な気分になったり。
今、おきていることではない『事柄』を思い出して気分が落ち込みます。
逆に『あの時楽しかったな』なんていう時もあります。
思い出してドキドキしたり、気がめいったり、感情に揺さぶられながら1日を過ごしています。
それが楽しいものであれば、テンション高くポジティブですが、そうでない嫌な辛い思いや感情であれば、何をやっていても思い出した途端に『何をやっても辛い』となり、その延長線上には今の行動よりも、感情の方がその人を支配し、行動を制限してしまいます。
また、思っていることが誤りであったり、現実(出来事をありのままにみる)とは違うものの見方をしている場合、そこにある思考も歪んできます。
この思い違いをしたまま行動したり、制限したりすることで、その人が本来望んでいることとは違った結果となっていきます。
心をおだやかにする、穏やかに過ごすとはどういうことでしょうか。
波風立たぬ静寂の時。
常に一定である心。
ザワザワしたり、イライラしたり、ドキドキしたり、ここではワクワクもありません。
静かなしずかな時間です。
その状態は、作り出すことができます。
瞑想です。
心を落ち着かせ、静め、穏やかにいることができます。
この状態を常に作り出すこともできます。
感情に、思考にコントロールされることなく、自分自身の感情は自分がコントロールするのです。
穏やかであるのは、不安でないから。
不安も心配も、自分が作り出しています。
0コメント